「入学当初くらいのことまで覚えてんのかよ、あざす」 頭を下げながらも嘘をついたことの無意味な焦りが脳を走り抜ける。 「あ、ケチャ、試しに一通送れよ〜」 「わかったわかった」 意味不明な渾名はさて置き紙切れを筆箱のサイドポケットの中にしまった。