下に降りると姉が台所で料理をしていた。
「おはよー」軽く挨拶をして朝ご飯の支度をする。
箸や飲み物を用意してテーブルへ。
支度を終えると丁度料理を終えたらしい。
「奏多、ご飯できたよー」
「りょーかい」
今日の朝ごはんは味噌汁に白飯、ついでに卵焼き。ありきたりなものだがこれが美味い。
いただきます、と手を合わせて食事をとる。
双子の姉なのだが本当に凄いと感心する。
俺は料理なんてからっきしだが姉、遼花は本当に上手だ。女子だからとか関係なくだ。
箸を進めていると
「そう言えばさー、最近学校めんどくさて」
「お?どしたの」
珍しい遼花の愚痴に少し興味があって聞いてしまう。まぁ時間はまだあるしいいだろう。