コツコツコツコツコツ…
冷たい音が鳴り響く。
また来やがった…。 くそ…またか…。
仮面を被った人が目の前に立ち止まる。
黒い手袋をつけた腕を伸ばし俺の頬を撫で
「時間だよ、じゃあお願いね。」
とだけ残し消えてしまう…。
刹那、世界が白く輝きを放つ………

「フワァァ」大きな欠伸を一つ。
昨日遅くまで起きていたせいで寝足りない。
ちゃんと寝れば良かった…。
後悔しながらもベッドから出て服を着替える。
また、一日が始まるのか。
…だるいな。 まぁいいや、とりあえず飯を食おう。
下からいい匂いがしている。急がないと