フィヨルドに住む少年、レオ。
彼は科学者になり、人類の世に《戻そう》と考えていた。

そう、この世はバイオテクノロジーにより多くの種族が生まれ、繁栄させようと争う世の中であった。

レオは人間だが、半獣半人やエルフ、悪魔や天使など、多くの種族が生まれていたのだ。

これらを生んだのは…かの有名なドクターY。彼は実験を繰り返す後、人類を滅ぼす計画を立てていた。

レオはかつて美しい歌声に魅了され、丘の上に登った所、人外に片目を貫かれて片目は盲目状態であった。

「ドクターYの計画を滅ぼし、僕が人類の世に戻す!」
それが彼の信念だった…

実際彼は優秀なのだが、レオの住む集落は貧困に喘ぐ街。そんな夢は叶いっこないのだった。