学校につくともうはじまって着いた頃には入学式はおわっていた。

今は多分各クラスにいるだろうと思い、教室へと歩いていった。

呑気に下駄箱を歩いていると、
「おい、1年だな。入学早々遅刻とは…2人とも!!」
先生に声をかけられた

(え…2人?)
振り返ると背の高い男の子が立っていた。

「お前達は…小林菜月と、林蒼依だな。特に林!!生徒代表挨拶もあったのに…お前と来たら…」

「歩道橋通りかかったらお婆さんが重たい荷物もってて…ほっとけなくって…」
林という人はニコッと笑った。