「で?」

孝輔「...」

「なにww」

孝輔「俺、女友達いないんすよ」

「ファンたくさんいるじゃん」

孝輔「あれは友達じゃないです」

「まぁ、そだね、でもなれるんじゃない?」

孝輔「嫌です、あんな人たち」

「冷たいなww」

孝輔「結局みんな俺のこと何も知らないのにあんなことやってるんすよ?友達になりたいと思います?」

「ま、まぁ...そうだね...」

孝輔「はい」

「そ、それで?」

孝輔「女友達いないから、女の子の気持ちとかも分かんなくて、相談乗ってもらえませんか」

「散々いじっといてそれかwww」

孝輔「俺、ほんとに分かんなくて」

「そ、そうか、私でいいなら聞くよ」

孝輔「先輩彼氏いますか?」

「彼氏?1ヶ月くらい前に別れて今はいないよー」

孝輔「そうですか」

「なんでよ」

孝輔「彼氏いるんだったら、連絡先交換させてくださいって許可取りに行こうかと」

「ばかなの?wwwいないから大丈夫ww」

孝輔「じゃあメールアドレス教えてください」

「あ、はいはい」



私は孝輔とメールアドレスを交換した。



「あ!待って!」

孝輔「うわ、びっくりした、なんすか?」

「それこそ孝輔彼女いるじゃん」

孝輔「なんで知ってるんですか?」

「なんかりいが言ってたよ?」

孝輔「なるほど、その彼女の相談乗ってほしくて」

「交換してよかったの?」

孝輔「大丈夫っす。もう自分一人じゃ無理っす」

「そかそか、なら夜にでも連絡しておいでー」



その日のサッカーの試合は無事に終了し、りいと帰りにクレープを買って帰った。

お風呂に入って晩ご飯を食べてる時だった。



〜♪

孝輔『こうすけです。今日はお疲れ様でした』

『お疲れー』

孝輔『早速ですが、相談乗ってもらえますか』

『はいはい、何よ?』

孝輔『彼女とはもう付き合って3ヶ月経つんですけど、未だに手も繋いだことないし、デートもしたことないんです。学校で話しかけても冷たくあしらわれます。メールは返ってくるんですけど...』

『え?wwなにそれ?wwどうしたらそうなんのwww』

孝輔『彼女から告白されて、好きかどうかよく分からないって答えたらとりあえず付き合ってみようよって言われて付き合ったんですけど、なんか違くない?と思ってしまってます。』

『うん、だいぶ違うね。じゃあキスとかもまだなんだ?』

孝輔『したことないですね』

『えー。放課後一緒に帰ったりとかは?』

孝輔『ないです』

『孝輔はその子のことどう思ってんの?』

孝輔『分かんないです』

『意味分からんww好きじゃないなら別れたらいいじゃんwww』

孝輔『1回言ったことあるんですけど、嫌だって言われて...でもこれじゃ付き合ってる意味ないよねって言ったらあるからって言われて電話切られました』

『うーん、メールは返ってくるならメールで明日一緒に帰ろうとか言ってみたら?』

孝輔『分かりました』

『がんばれ!』




その日孝輔からメールは返ってこなかった