光と影

総長「だんだん…皆がおかしくなっていくのは感じていた…」

零「なら、何故止めなかった。」

総長「組には…逆らえなかった。薬を勧めてきたのは組なんだ。断ったら…みせしめに副総長が殴られた。」

そんなことが…

純粋に強くなりたい気持ちを

組は利用して…

やっぱりクズだ。組はクズだ。

総長「それから皆が薬を使いはじめて…正常な判断が出来なくなっていった。かくいう俺も…お前に殴られて正気を取り戻したが…いつまで…もつか…」

零「お前達の族は解散しろ。病院で薬の治療を受けて、そのあとは好きにすればいい。」

総長「でも…組が…」

零「後のことは僕に任せろ。」

総長「そ、うか。ありがとう…」

零「で、その組の名前は?」

総長「わか…らない。組員を貸してくれた…から。組だと思う。だが…そいつは…管理人だと…なのっていた。」

かん、り…にん?

総長「あ、とは…頼む…」

管理人…

違う

そうと決まったわけじゃない

ハアッ ハアッ

決まったわけじゃない

とりあえず…紫水に連絡しよう…

プルルルルル

紫水「零か?どうした?」

零「今回の件…終わったから、警察と病院に連絡して欲しい…」

紫水「わかった。」

零「それと…いや、なんでもない。」

紫水「そうか…?」

零「ごめんなさい。」

紫水「零?」

零「どうした?」

紫水「今何か言わなかったか?」

零「何も?そろそろきるよ…」

紫水「わかった。無事に帰ってこいよ。」