光と影

みんな部屋から出て行ったみたいだけど

何するんだろ…

神城「零は…優しい。」

どこが…

僕は人でなしなのに

神城「それと、遅くなったけどありがとう…」

零「何も…してないよ。」

神城「俺の目をキレイって言ってくれた。」

零「ホントのことを言っただけ。」

本当にキレイだと思った

真紅で

キレイな

キレイな心の色だとおもった。

僕とは違う

僕のドロドロとした

気持ち悪い

真っ黒な心とは違う。

神城「それが…嬉しかった。」

零「そう…」

神城「俺の過去…聞いてくれる?」

零「神城は話すの辛くないの?」

神城「辛くないと言ったら嘘になる。」

零「それなら…無理に…」

神城「でも、零には聞いて欲しい。」

零「分かった…」