光と影

プルルルル

雫「ちっ。こんな時に誰だよ。もしもし…っては?どういうことだ!詳しく教えろ!」

誰かから雫に電話がかかってきて

そこから楽しい雰囲気は一転した。

涙「どうしたんですか…?」

雫「下っ端が…病院に運ばれた…」

白「は?」

如月「なんで?!」

雫「分からねぇ。急に大人数で囲まれて殴られたらしい。」

涙「いくら下っ端とはいえ光白ですよ?そんな簡単にやられるはず…」

雫「それと…」

眠「それと?」

雫「よく分からねぇんだが、管理人からの伝言だって言ったらしい…」

管理人

また

管理人…?

やっぱり偶然じゃなかった。

分かってた

分かってたけど

それでも違うって思いたかった

みんなといる

〝今〟

が大切だったから。

気付かないふりをしていただけなんだ。

そのせいで…みんなの仲間を傷つけて…

雫「その管理人ってやつ…返せって言ったらしい。お前らには分不相応すぎる物だって。」

涙「返すも何も奪ってませんよ!管理人なんて知りませんし!」