光と影

零「なに…あの人。」

折伏にたいしてひど過ぎないか。

眠「あの人はいつもこう…」

気に食わない。

母「で、あなたは語ちゃんのお友達にふさわしい人なの?ご実家は?学歴は?スポーツは出来るの?」

零「実家…ではありませんけど、僕は、皆が通っている高校の理事長と一緒に住んで…います。」

母「まぁ!」

零「学歴…はないですけど、大学までの勉強なら一通り出来ます。」

雫「すげぇ。」

涙「知りませんでした。」

零「運動も人並み以上には出来ます。」

母「そうなのね!これからも語ちゃんと仲良くしてね!」

零「はい…」

母「なら私は別荘にいるわね!何かあったら呼んでちょうだい!」

如月「わかったよ。」

なんだあの人。

嵐のようにきては嵐のように去っていった。

如月「ごめん。れいちゃん。嫌な思いさせたね。」

零「別にいいよ。如月は悪くないし。」

如月「れいちゃんもはくちゃんも優しいな。本当は僕が厳しく言わないといけないのに…」

零「如月…」

如月「しんみりしてごめんね!もう来ることはないだろうし、海を楽しもう!」

零「そうだね。」