「誰が」
「詩乃が」
「誰を」
「だから、大宮を。」
「っはぁ?!」
"好き" 優奈の言葉がすっと私の中に入ってきた。だんだんその言葉がじわじわ熱を帯びてきて、自分の顔が真っ赤になっているのが分かった。
「す、好きじゃないし…」
「そんな顔で言われてもねぇ」
優奈は相変わらずニヤニヤしたままで私のことを見ている。なんなんだこの顔。腹立つ。
「好きじゃないから!!」
「あー、はいはい。わかったよ。ま、認めた方が楽しいと思うよ?」
「優奈うるさい」
好きとか、恋とか分かんない。今まで好きな人なんて出来たことないし。
そりゃあ、大宮君のことは嫌いじゃない。むしろ、好きな方だと思う。でもそれは、クラスメイトとしてってだけで…
「あはは!詩乃、今凄い可愛い顔してるよ?まさか、詩乃が恋するなんてねー!」
感慨深いですなー、と言って腕を組みながらうんうんと頷く優奈。
「可愛くないし、恋してもないから!」
「わかったわかった。この後じっくり自分の気持ち考えなー」
じゃあ、また明日ねー!と、優奈は曲がり角を曲がっていった。
話し込んでいるうちに、もう家の近くまで歩いてきたらしい。
好きってなんなの。そんなの全然わかんないよ。
家に帰ってからもずっと優奈に言われた事を考えてしまって、結局自分の気持ちは分からないままベットに入って眠りについた。
「詩乃が」
「誰を」
「だから、大宮を。」
「っはぁ?!」
"好き" 優奈の言葉がすっと私の中に入ってきた。だんだんその言葉がじわじわ熱を帯びてきて、自分の顔が真っ赤になっているのが分かった。
「す、好きじゃないし…」
「そんな顔で言われてもねぇ」
優奈は相変わらずニヤニヤしたままで私のことを見ている。なんなんだこの顔。腹立つ。
「好きじゃないから!!」
「あー、はいはい。わかったよ。ま、認めた方が楽しいと思うよ?」
「優奈うるさい」
好きとか、恋とか分かんない。今まで好きな人なんて出来たことないし。
そりゃあ、大宮君のことは嫌いじゃない。むしろ、好きな方だと思う。でもそれは、クラスメイトとしてってだけで…
「あはは!詩乃、今凄い可愛い顔してるよ?まさか、詩乃が恋するなんてねー!」
感慨深いですなー、と言って腕を組みながらうんうんと頷く優奈。
「可愛くないし、恋してもないから!」
「わかったわかった。この後じっくり自分の気持ち考えなー」
じゃあ、また明日ねー!と、優奈は曲がり角を曲がっていった。
話し込んでいるうちに、もう家の近くまで歩いてきたらしい。
好きってなんなの。そんなの全然わかんないよ。
家に帰ってからもずっと優奈に言われた事を考えてしまって、結局自分の気持ちは分からないままベットに入って眠りについた。
