新しい席になって、1週間。
今まであまり知らなかった大宮君のことが、少しだけ分かってきた。
大宮君は優しくて、一緒にいると楽しくなるような、安心するような、そんな雰囲気を持った人だった。
「岡崎、おはよ!」
「おはよう」
「ごめん!英語の宿題見せて!!」
「いいよ」
「なぁ、聞いてよ岡崎。今日さー、」
「うん」
いつも反応が薄い私に、毎日のように話しかけてくれる。
話の内容は、大宮君が飼っている犬のことだったり、美味しかったお菓子の話だったり、昨日見たテレビのことだったり。
他愛もない話ばかりだったけど、だんだん私は大宮君の話を聞くのが毎日の楽しみになっていた。
「でさ、その時あいつがこう言ったんだよ!」
「あはは、なにそれ!」
「あ…」
「ん?」
「岡崎が、声出して笑ってる…!」
「あ、ほんとだ。」
今まで声を出して笑うことなんてほとんど無かったのに、大宮君と話していると、気づいたら笑っていることが増えてくるようになった。
大宮君の笑顔につられて、無意識のうちに私も笑ってしまう。
今まであまり知らなかった大宮君のことが、少しだけ分かってきた。
大宮君は優しくて、一緒にいると楽しくなるような、安心するような、そんな雰囲気を持った人だった。
「岡崎、おはよ!」
「おはよう」
「ごめん!英語の宿題見せて!!」
「いいよ」
「なぁ、聞いてよ岡崎。今日さー、」
「うん」
いつも反応が薄い私に、毎日のように話しかけてくれる。
話の内容は、大宮君が飼っている犬のことだったり、美味しかったお菓子の話だったり、昨日見たテレビのことだったり。
他愛もない話ばかりだったけど、だんだん私は大宮君の話を聞くのが毎日の楽しみになっていた。
「でさ、その時あいつがこう言ったんだよ!」
「あはは、なにそれ!」
「あ…」
「ん?」
「岡崎が、声出して笑ってる…!」
「あ、ほんとだ。」
今まで声を出して笑うことなんてほとんど無かったのに、大宮君と話していると、気づいたら笑っていることが増えてくるようになった。
大宮君の笑顔につられて、無意識のうちに私も笑ってしまう。
