3次元の恋~オタクの恋物語~


依知「やってけねぇだろ。
俳優もアイドルも追っかけてくれる
ファンがいなきゃ何のために
やってんのか分からなくなる。
俺も似たようなもんだ。
あんたみたいな奴がいるから
喜ぶ誰かだっているんだよ。」

救われた気がした。
好きなものを好きって言えない
苦しさから少しだけ
解放された気がした。

青葉「ありがとうございます!」

大高以外の味方を見つけて
嬉しくなった。

依知「は?何?」

青葉「...あなたみたいな人に
出会ったのは初めてだったから。
何か嬉しくなっちゃって。」

オタクの大高とは違う
オタクじゃない彼に認めて貰えて
とてつもなく嬉しかった。