3次元の恋~オタクの恋物語~


依知「何か食いたいものあった?」

青葉「ああ、いえ。大丈夫です。」

本音を言うと嫌だった。

リキヤの顔でリキヤらしからぬ行動を
取る彼の姿を見るのは。

夢は夢のままで終わらせたい。
例え、彼がリキヤとは
似ても似つかない人物だったとしても
リキヤのモデルになったのなら
リキヤのままでいて欲しい。

...なんて、言えないまま。

何を話す訳でもなく我慢比べみたく
普段はさほど飲まないビールを
浴びるように飲み続けた結果
驚く程にお酒が回った。