3次元の恋~オタクの恋物語~


依知「何か食いたいものあったら
適当に頼んで。」

青葉「ああ、はぁ。」

顔が似てる分、戸惑ってしまう。

あまりにも彼がリキヤと違いすぎて。
どうしても私の脳は追いつかない。

もしも、リキヤだったら、居酒屋では...
飲み物も食べ物も全て私に合わせてくれて
カウンター席には座らずに
個室の座敷に座って...こう言う。

『お前とようやく2人きりになれた。』

て、妄想に浸ってる場合じゃなかった。

紫吹「お待たせしました。」

彼はビールが届くと乾杯もせず
グビっと飲み、私に尋ねる。