青葉「無理無理。
大高と私は違うから。
私の乙ゲー好きは
笑い話にもなんないよ。」
遥希「そっか。」
青葉「まあ、明日からも色々と
大変だろうけど頑張って。
じゃあ、私。先行くね。」
その感情の行き場がなくて
慌てて大高の横を通り過ぎる。
遥希「待って!」
青葉「何?」
遥希「...あのさ...柿谷。」
腕を掴んだ大高と
見つめ合ったまま数秒が過ぎた。
青葉「だから、何?
私、仕事溜まってるんだけど。」
遥希「俺たち付き合わない?」
遥希「は?」
ついに大高が壊れた。
まあ、ヤケになる気持ちも
分からなくはないが。



