豪華な空間に似合わない会話を
していると、本当に同じ人間か?と
疑いたくなるほど、洗練された
ボーイさんが席へと案内してくれた。
先に届いたワインで乾杯すると
すぐに料理が届いた。
ボーイ「お待たせしました。
こちら、前菜になります。」
次から次へと届く美味しくて
綺麗な料理。
不慣れなナイフとフォークを
使うのは正直、疲れた。
でも、目の前の大高も
同じだったから何だか笑えた。
とことん、私たちはこの空間に馴染めない。
遥希「...本当に俺で良かったのか?」
カチャカチャと食器とフォークが
重なり合う音の中、大高は尋ねる。



