怒ってないかな?呆れてないかな?
背中にいくら問いかけても
答えは返ってこないけど
何度も繰り返した。
大高の本心が知りたいと。
遥希「ありがとな、柿谷。」
前を見ながら大高はそう言った。
返ってこないと思っていた
返事が返ってきたせいか
何だか、とてもむず痒かった。
嬉しいよりも...何かもっと...。
ゲームとアイドルの話以外で
初めて大高と心が繋がった感じがした。
青葉「何?気持ち悪い。
あーあ、大高に先越されたな。
オタバレは最高の自由だよね。」
遥希「いっそ、柿谷も
この流れに便乗して
言えばいいんじゃない?」



