3次元の恋~オタクの恋物語~


遥希「いや、まだ平気。
出発時間、19時だから間に合うよ。」

港には大きくて豪華な
クルーズ船が停まっていた。

大高はディナークルーズを
予約してくれていた。
そんなキザな事をする大高が
何だかむず痒かった。

クルーズ船も然る事ながら
客室は当たり前に豪華だった。

青葉「...普通...じゃないね。」

遥希「だな。張り切りすぎた。」

青葉「いつもの居酒屋で
良かったのに。」

遥希「でも、これ。
シークレットイベントだから。」

青葉「あ!それ。
めちゃくちゃ気合い入るやつ。」

遥希「知ってる。柿谷に
何度も付き合わされたから。」