3次元の恋~オタクの恋物語~


私は、走った。ようやく気付いた。
好きな人の元へ。

明日も私が会いたいと思う人は
大高だった。

初めは信じられなかった。
まさか、大高が私の事を
好きになるなんて。
私が大高を好きになるなんて。

平等で。でも、不平等で。
誠実で。でも不誠実で。
沢山迷って悩んだ3次元の恋。
今もこの選択が正解か
不正解かは分からない。

だけど、明日もまた会いたいと。
いつでも一緒にいたいと。
誕生日を過ごしたいと。
思える人は、大高しかいなかった。