根岸「大高くんの所へ一緒に
行って貰えませんか?すみません。
私、1人じゃ勇気が出なくて。」
青葉「もちろんです。」
トイレから出ると
大高が壁にもたれかかっていた。
根岸「大高くん!!」
遥希「...ごめん。盗み聞きするつもりは
なかったんだけど、俺の名前が
聞こえてきて...つい...。」
バツの悪そうな表情を浮かべる
大高に向かって彼女は頭を下げた。
根岸「改めて言わせて下さい。
本当にすみませんでした!」
そんな彼女の姿を見て大高は笑った。
さっき見た笑顔とは違う。
ホッとしたような嬉しそうな笑顔を。



