3次元の恋~オタクの恋物語~


付き合う事も結婚する事も
出来ない、でもこれから...継続的に
お世話になる人で、いつか
幸せな姿を見たいと思う人で
出来る事なら友達になりたいとさえ
思う人との別れ際の正解が
私には分からない。

今の私の目の前には
2択すら思い浮かばない。

私が言葉に詰まっていると
南雲さんは微笑んで言った。

律「よーい、ドン!」

青葉「え?」

律「どちらが先に幸せになるか。
ここがスタート地点です。」

今まで見た事のない満面の笑みを
浮かべ南雲さんは私に背を向けた。

新しい別れ。ここがスタート地点。

青葉「絶対に負けませんから!」

南雲さんの背中に向かって
力強く叫ぶと、その肩が
ほんの少しだけ揺れた気がした。

…心の底から思う。
南雲さんに出会えて良かったと。