それからの毎日は少しの
ぎこちなさを残しながら
当たり前のように過ぎて行った。

大高とは会えば挨拶も会話もするし
でも、飲みに行く事はなくなった。

百瀬さんには、後日きちんと謝り
気にしてないというメッセージを
受け取ったが、一向に誘っては貰えない。

時計の針が、1分。また1分と
確実にズレて行く感覚に苛まれながらも
私はどうしていいのか分からなかった。

ーピロン

そんな折、届いた1通のメッセージ。

『今週の土曜日にうちの周年記念
パーティーがあるのですが
良ければ来て頂けませんか?
青葉さんの事を父に紹介したいです。』