遥希「でも、変わったから。柿谷は。
もう...友達でいいなんて思えない。
柿谷を失いたくないんだよ。
...柿谷が誰かと付き合えば
柿谷が誰かのものになれば
俺たちは友達ですらいられなくなる。
世間は寛容じゃない。
柿谷の事を本気で好きだって人が
現れれば俺たちの関係は終わる。
だから、俺は柿谷の恋人になりたい。」

私の事が好きだと。

青葉「…大高、私…」

遥希「うん、いいよ。
今、返事は受け付けないから。
でも、ごめん。やっぱり俺も
選択肢にいれてくれない?」

青葉「…分かった。」

じゃあな、と言いながら
大高は駅の階段を降りて行く。

青葉「待って、大高。電車は?」

遥希「タクシーで帰るよ。
さすがに気まずいわ。」

…明日も、会うのに。
そうゆう所、ちょっとだけ
大高は抜けている。