3次元の恋~オタクの恋物語~


青葉「ごめんなさい。帰ります。」

荷物を持って席を立とうとすると
百瀬さんは腕を掴んだ。

依知「待ってって!!
さっきの事なら気にするな。
あいつは昔からあんな奴で。
人との距離感おかしいっつーか
周りの事考えないで自分の
言いたい事だけ言う奴だから…」

そうじゃない。そうじゃなくて。
そんな事に腹を立ててるんじゃないんだけど
その理由は分からないけど…

だけど、何かが酷く気に入らない。

青葉「でも、今日はすみません。
疲れたんで、帰ります!!!」

百瀬さんの腕を振り切り
居酒屋を出る。

そうだろうとは思ったけど
百瀬さんは私を追いかけては来なかった。