3次元の恋~オタクの恋物語~


帰り道の記憶はない。
…多分、私は眠ってしまっていた。

依知「おい!」

いつの間にか煌びやかなネオンの
光る場所に車は停まっていた。

依知「行くぞ。」

百瀬さん行きつけの居酒屋の
暖簾をくぐると、シブさんと
呼ばれている人が今日も元気に
私たちを出迎える。

いつも通り、カウンター席に
座るとすぐにビールが運ばれてきた。

青葉「車、平気なんですか?」

依知「ああ、明日取りに来るから。」

青葉「そうですか。」