3次元の恋~オタクの恋物語~


一瞬だけ。ほんの一瞬だけ
百瀬さんと目が合って、パッと
逸らすと立ち上がる。

依知「やっぱ、飲みに行くか。
あんたとのデート。
酒飲む以外に思い付かねぇわ。」

青葉「はい!」

飲み込んだ言葉は沢山ある。
私も。百瀬さんも、きっと。
でも、しんみりした空気は似合わない。

何より、私が言ったんだ。
百瀬さんとはいつでも
お酒飲みながら笑ってたいって。