3次元の恋~オタクの恋物語~


ああ、やっぱり好きだ。
百瀬さんの作る昼間の花園が好きだ。

依知「自己満だよな、本当。」

そばに落ちていた石を
百瀬さんがほおり投げると
小さな石はすぐに見えなくなってしまった。

青葉「私、良かったです。
20歳の成人式の日に手に取った
ゲームが昼間の花園で、良かった。」

依知「俺も良かったよ。
何か、あんた見てるとさ
あんたの中であいつが
生きてるんじゃないかって思える。」

青葉「私はクラス一の人気者
じゃなかったですけどね。
でも、その人も…きっと。
空の上で言ってますね!
ほら、俺の言った通りだっただろ。
百瀬はやっぱり凄いんだよ…なんて。
はは。語彙力なくてすみません。」