青葉「1週間やそこらで私に
彼氏が出来る訳ないでしょ。」

母「ああゆうの利用してみたら?
ほら、婚活サイトとか街コンとか
今流行ってるじゃない。」

青葉「とにかく私は焦ってないから。
放っておいて。忙しいから切るよ。」

私にはリキヤがいる。
画面上に映し出されたその人物は
何度見ても惚れ惚れする。

いつ見ても整った顔。
甘いセリフも強引な行動も
全てがカッコイイ。

リキヤみたいな人が目の前に
現れたらそりゃ私だって
すぐにでも結婚するよ。

青葉「さてと、集中しますか。」

煩わしい頭の中を切り替えて
今日も私はハッピーエンドを目指す。

選択肢1つでエンディングが変わる。
ある意味、乙ゲーは現実世界に
似ているのかもしれない。

現実世界との違いは
失敗してもやり直せる所だけだ。

夜更けまで乙ゲーに没頭する。
それが私の癒しであり日課だった。