青葉「おはよう、大高。」

遥希「おはよう。」

青葉「大丈夫?」

遥希「まあな。別に俺はお前みたいに
ドルオタ隠してた訳じゃないから。」

と、大高は言ったけど
その表情は曇っていた。

私だって別に好きで隠してる訳じゃない。

でも、知ってるから。
オタクがバレれば偏見が生まれる事を。

大高はいつも通りだったけど
何をしてても頭を過ぎる。
さっきの大高の表情が。

未来の自分を見てる気がして
気になって仕方がなかった。