3次元の恋~オタクの恋物語~


青葉「好きなら。本気で。
私と南雲さんとの結婚を阻止したいなら
何で、南雲さんを庇うんですか?
百瀬さんの言ってる事
全然、分からないですよ。」

それが、オタクとリア充の差だと
言われてしまえばそこまでだ。
きっと、理解は出来ない。

どう頑張ったって取り戻せない。
キラキラとした青春も。
誰しもが通るであろう幾つかの恋も。
友達同士であの子が気になると
話し合う眩しい時間も。
恋人と手を繋ぎ帰る坂道も。
電話越しに会いたいと伝える
もどかしい気持ちも。

私は何一つ経験してこなかった。