3次元の恋~オタクの恋物語~


私が勝手に気持ち悪いとか。
堅いとか。ロボットみたいだとか。
お父さんの言いなりだとか。
思ってただけで、ずっとちゃんと
心のこもった南雲さん自身の
言葉を向けてくれていた。

なのに、私は...

青葉「酷いですよね。」

律「すみません。
気に触ったのなら...」

青葉「違います。ずっと私
あなたに対して酷いです。
会って数十分後に気持ち悪いとか
ロボットみたいだとか。
堅いだとか。ずっと酷い事
言ってすみませんでした。」

ずっと酷い態度ばかり取っていた。

自分と違うからって毛嫌いして。
どうせ、この人には
分からないと決めつけて。
…きっと、沢山…傷付けた。