3次元の恋~オタクの恋物語~


テレビ台に飾られた
昼間の花園5のミニフィギュアを見て
申し訳なさそうに笑っていた。

青葉「引かないんですか?」

律「引くとは何ですか?」

青葉「…えっと…
気持ち悪いとか。有り得ねーとか。
マジかよ、こいつ。ガチオタじゃん。
とか。そうゆう感じです。」

律「素晴らしい部屋だと思います。
幸せに囲まれた素敵な部屋です。」

ああ。...違うんだ。
ロボットなんかじゃない。
この人は…心のこもった言葉を
ちゃんと言える人間なんだ。

思えば、いつもこの人は
心のこもった言葉を言ってくれていた。