次の日、大高はいつも通り出社した。

だけど、その横顔はやっぱり
どことなく元気がないように見えた。

遥希「あ、柿谷。」

青葉「何?」

遥希「今日、仕事終わってから暇?
て、聞くまでもなく暇か。」

青葉「失礼な!私にだって予定くらい…」

遥希「乙ゲー以外の用事が
あるんだったら言ってみ?」

毎度、決まり文句のような言葉を
言って笑う大高の笑顔が
から元気なのか、本当の元気なのかは
分からないけど、昨日の大高の
様子からは随分といつも通りに
戻っていて少し安心した。