青葉「…あの…、堅いです。」
律「堅いとは?」
青葉「南雲さん。ずっと堅いです。
本当に心の底から悪いと思ってるなら
それ、やめてください。
ロボットみたいで気持ち悪いです。」
そんな事を考えていたせいだろうか。
私はまた彼に余計な事を言ってしまった。
律「すみません。以後気をつけます。」
対人関係を怠ってきたせいなのか
元々、人の気持ちを考える能力が乏しいのか。
私は、ずっと...この人に失礼だ。
青葉「後...!」
律「何ですか?」
青葉「全然悪くないです。
南雲さんは、ちっとも悪くない!
全部、仕方のない事なんです。
だから、謝る必要ありません。
...でも、ありがとうございます。
私の事を気遣って下さって。」
堅いけど、ロボットみたいだけど
南雲さんはちゃんと私の事を考えてくれてる。
そんな申し訳なさそうな表情をされたら
そう思わざるを得なくなる。



