遥希「いや、だから、誰だよ?」
青葉「萌え系毒舌男子 カイトに
そっくりの南雲さん。
ほら、土曜日に私の家の前で
大高がすれ違った人。」
遥希「あー、あの人なー。」
ゴクッとビールを飲み込む
大高の喉の音が静かな部屋に
やけに響いた。
青葉「あの人、南雲建設の
次期社長なんだけど。
ほら、うちの父親、会社やってるでしょ?
それで今度、南雲さんの所の会社の
下請けになったらしくて
お父さん同士意気投合して
先週お見合いして...。」
遥希「それで、気に入った訳だ。」
青葉「全然。てゆーか
気持ち悪いし、あの人。」
遥希「は?じゃあ何で結婚すんの?」



