3次元の恋~オタクの恋物語~


優花里「それはあんたが決める事だよ。
私が決める事じゃない。
じっくり吟味して悩みなさい。」

冷凍庫からビールを取り出し
優花里はそれをグビグビと飲んだ。

それから、優花里のハワイ生活の話を
2~3時間、聞いた。

結局、優花里はアドバイスらしい
アドバイスはしてくれなかった。

ずっと、羨ましいわー。とか
モテ期到来じゃん。とか
そんな事を言うだけで、肝心の
知りたい事は知れなかった。

話したい事だけ、話した彼女は
じゃあ、実家帰るわ!と言い
キャリーケースと共に私の部屋を出て行った。