依知「じゃあ、あんたは
どうすれば俺の事を好きになる?
俺がリキヤみたいな
胡散臭いセリフ言えば好きになるか?
あんたが望むのならそうするよ。
何でもいい。俺は、あんたに
俺の事を好きになって欲しい。」

でも、冗談ではなさそうだ。
分かってる。リア充人間だけど
百瀬さんは無意味に人を
傷付けるような酷い人ではないって事は。

でも、違う。それは違う。
私は望んでいない。
百瀬さんをリキヤの代わりに
したいだなんて思えない。

青葉「百瀬さんが
リキヤのようなセリフを言えば
それはもうリキヤです。
そんなの本物じゃないです。」

依知「でも、あんたは
リキヤが好きなんだろ?
俺は、あんたが好きになってくれるなら
手段は選ばない。代わりでいい。
俺は、あんたの1番になりたい。」

青葉「お金の事は何とかします。
でも、...何か、もう...
頭の中混乱してて...失礼します!!」

その理由は分からないけど
私は百瀬さんから逃げた。
これ以上、一緒にいられないと思った。
今の私は...選択肢すら選べない。