青葉「私も泣いてないです。」

依知「あっそ。」

リア充人間だけど
百瀬さんは、さほど他人に
興味がないから
あまり深くは聞いて来ない。
それが有難かった。

ビールジョッキを机に
置いた百瀬さんが私に尋ねる。

依知「大高は何か言ってた?」

青葉「行って来いって言ってました。」

依知「へぇ。上から目線だな。
オタクのくせに。」

その言葉を聞いて
いつか見た夢を思い出した。

青葉「それ!」

依知「は?」

青葉「この間、見た夢の話なんですけど
私と大高がイベントに行ったんです。
あ、今度発売される昼間の花園5の
イベントに行ったら、そこに
百瀬さんが現れて、大高の事を
めっちゃ悪く言うんですよ!
ドルオタの分際で調子に乗るな。
お前、普通にキモイから。とか
言うんですよ。酷くないですか?」