3次元の恋~オタクの恋物語~


青葉「あはは。ごめんごめん。
何言ってんだろ、私。
迎え酒が良くなかったかな。
ちょっと飲みすぎたかな。」

ほんの少しだけ
気まずい空気が流れる。

遥希「水貰うか?」

青葉「ああ、うん。ありがとう。」

大将が出してくれたお冷を一口飲み
気持ちを落ち着かせる。

何、暗い気持ちになってんだ。
今更、自分のオタクを嘆いたって
何にもならないのに。

しばらく私たちの間に
無言の時間が流れる。...と
懐かしい曲が聞こえてきた。