3次元の恋~オタクの恋物語~


一口も料理を食べずに飛び出した。

私のせいでお父さんの仕事が
上手くいかなくなるのは
申し訳ないけど...頑張ろうとは
思ったけど...あの人は...無理だ。

私のワガママなのかもしれないけど。
我慢せずにずっと生きてきたから
あの人の考え方が理解出来ない。

きっと、あの人は私が
乙ゲー好きだと知ったら
否応なく責めるだろう。

いや、父親がそれを許すなら
それさえも許すのかもしれない。

でも、どちらにせよ
そこにあの人の意思はない。

とりあえずお父さんとお母さんに
謝ろう。...生理的に受け付けないとは言え
さすがにさっきのは言い過ぎた。

きっと、今頃あの人も怒ってるだろう。

律「ちょっと待って下さい。」

そう思っていたけど驚いた事に
彼は私の事を追いかけてきた。