「えーと、私は・・・」

「葉月、後で良いから」

ギュッと強く手を握ってくれる先輩。

しばらくするとマンションに着いた。

柊先輩の家はマンションの5階だった。

「さぁ、どうぞ」

「お邪魔します」

柊先輩は『ただいま』と言って、手を引いてリビングに案内してくれた。

リビングにはいると『俺の彼女の菅井葉月』と紹介してくれた。

すると『保育園の時、柊と遊んでくれてた子の妹さんなの?』と聞かれて頷いた。