下駄箱にはお母さんらしき人もいた。

「ゲッ、待ってるとは・・・」

「柊先輩のお母さんですか?」

「あぁ、急でごめん」

「いえ」

返事して靴を履き替えて入り口に向かった。

「待ってなくても」

「早く会ってみたかったのよ。家に来てくれるの?柊」

『あぁ』と返事してお母さんの車に乗った。