「なんで、夕夏が・・・」

「出番ないからちゃりで来てみたの。

柊君、私の「総司、別室の鍵」」

夕夏さんの言葉を遮ると、綾乃さんも『私達も行こ』と言い出して・・・別室に逃げた。

「さっきの彼女も知ってるの?」

綾乃さんが聞くと、総司先輩が『あの子が柊を好きなのは知ってた』と言った。

「夏休みの事で、諦めてなかったんだな・・・柊」

「だな。でも、俺は・・・」

柊は、関係ないとハッキリと言った。

お昼は祐司先輩が、両親に預かったお弁当を持って戻って来て食べた。

しかもパパとママは柊のご両親と食べると言ったみたい。