親父も葉月がいるから機嫌は良かった。

ご両親が戻る前日、『またいつでも泊まりにおいで』と葉月に言っている。

兄貴も『今度、俺の彼女も連れて来るから、頼むな』とも・・・。

葉月も『楽しみにしてます・・・お兄さん』と・・・。

お袋も『柊が甘える姿が見れなくなるわ』と笑ったり、穏やかだった。

すると親父が『柊、専門は何を受けるんだ』と言った。

だから、葉月のお父さんのように、デザインを勉強したいと言うと『わかった』とやっと決まった。