「柊、凄いね」

車から降りて、別荘を見て呟いた私に荷物を持って腰に抱きつく柊。

「ますます、酷くなってるな」

「だな、さぁ入ろう」

総司先輩の彼女さん、凄く可愛らしい人。

名前は笹川綾乃さん。

令嬢さんだってわかるもん。

祐司先輩の彼女さんは綺麗だけど、少しキツイ感じがする。

名前は佐伯夕夏さん。

「俺の彼女の菅井葉月。年は2つ下」