「ほんと、べったりだな」

「でしょう。」

お弁当を作り終えた頃、元も帰って来て俺達も朝食を食べる。

「柊も元も、葉月ちゃんが家事してくれるから手伝うように。いいな」

「わかった。親父」

「ぼくも」

それからすぐに親父が出勤し、お袋も出かける前に元に宿題を言って出て行った。

食器は食洗器にかけると、洗濯物を干す前に『元君、掃除機お願いね』と頼んだ葉月。

俺は葉月と洗濯物を干す。

葉月が下着を干してるとジッと見ていると『恥ずかしいんだけど』と言う。