命の欠片

次の日、やはりまた彼女はそこに居た

桜の木を見上げて……

声をかけようか迷っていたら彼女から声をかけてきた


「覚えていませんか?」

なんのことだかわからなかった

だから

「僕は何を忘れているの?」

そう聞いたんだ

そしたら