命の欠片

僕はそれに対して何も出来なくて……

ただそばに居ることしか出来なかった

泣き止んで、帰ろうとしたその時

彼女は僕にこういったんだ

「全て、忘れてしまったのですね」

それだけ言って彼女は去って行った