「はぁ。」



私は高木菜那。高校2年生。



私には、去年の秋から付き合っている彼がいます。



「菜那!まーた、ため息ついてるよ!もう、そんなに辛いのに、どうして別れないの?」



そうなんです。



付き合ってるのに辛いの。